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ギリシャの購買力は10年間でどう変わり、ヨーロッパと比べてどうなのか

公開日:2026年10月27日 · データ:EurostatとPayAbacusの計算ツール

2015年から2025年にかけて、ギリシャの物価は22.8%上昇しました。最低賃金の労働者の収入はそれより速く伸びましたが、平均的な労働者の伸びは主に2023年以降でした。ギリシャは今もEUで購買力が最も低い国の一つです。公式の数値が示す内容を見ていきます。

+22.2%最低賃金の手取りの実質的な伸び、2015〜2025年
−0.3%平均的な労働者の手取りの実質変化、2015〜2023年
85%EU平均に対する購買力での手取り、2025年(27か国中17位)

1. 最低賃金:1.5倍に、インフレ調整後で5分の1増

総支給の最低賃金は2015年から2018年まで月€586(年14回払い)でした。その後段階的に上がり、2025年に€880、2026年に€920になりました。PayAbacusの計算ツールで各年の税率表とEFKA保険料を適用すると、最低賃金の単身労働者の手取りは2015年に平均月€578(年間手取り ÷ 12)、2025年に€867でした:+50.1%。

同じ期間に物価は22.8%上昇し、特に2022〜2023年に大きく上がりました。インフレ調整後、最低賃金の手取りで買えるものは2015年より22.2%多くなっています。2026年は月€911の手取りで、その実質的な価値は2026年のインフレ率が公表されれば明らかになります。

ギリシャの最低賃金の月額手取り、2015〜2025年年間手取り ÷ 12、単身労働者、各年の規則。実質 = 2025年のユーロ。
  • インフレ調整後(2025年のユーロ)
  • 支払額どおり
データを表で表示
年総支給 / 月手取り / 月EFKA + 税金手取り(2025年のユーロ)
2015€586€57815.5%€709
2016€586€57615.8%€707
2017€586€57416.0%€697
2018€586€57416.0%€692
2019€650€63815.8%€765
2020€650€64115.5%€778
2021€663€66414.1%€802
2022€713€71614.0%€790
2023€780€77814.5%€825
2024€830€82414.9%€847
2025€880€86715.6%€867
2026€920€91115.1%–

2. 平均的な労働者:2023年までは停滞、その後増加

Eurostatは平均賃金を得る単身労働者の年間手取りを公表しています。ギリシャでは、危機で賃金が削減されたため2010年の€18,567から2015年には€15,602に減り、2023年は€18,022でした。インフレ調整後、2023年の平均的な労働者の手取りは、2015年と比べて0.3%低い水準、2010年と比べて16.7%低い水準でした。

2024年と2025年には€21,498に増え、実質で+12.5%でした。この増加の一部は、Eurostatが2024年から平均賃金の測り方を変えた(グラフに示した時系列の断絶)ためで、2024年の前後の年は正確には比較できません。

ギリシャの平均的な労働者の手取り、2008〜2025年年額、単身者、平均賃金の100%。実質 = 2025年のユーロ。点線:2024年の方法の変更。
  • インフレ調整後(2025年のユーロ)
  • 支払額どおり
データを表で表示
年手取り / 年2025年のユーロ
2008€17,897€23,448
2009€18,511€23,941
2010€18,567€22,936
2011€17,545€21,021
2012€17,117€20,305
2013€15,811€18,926
2014€16,070€19,510
2015€15,602€19,152
2016€14,980€18,388
2017€14,864€18,047
2018€14,850€17,887
2019€15,112€18,113
2020€14,247€17,301
2021€15,408€18,599
2022€16,820€18,575
2023€18,022€19,101
2024€20,042€20,623
2025€21,498€21,498

3. ヨーロッパとの比較:東欧は追い上げ、ギリシャは足踏み

Eurostatが同じ方法で測った2015年から2023年にかけて、EUの平均的な労働者の実質手取りは+2.0%変化しました。ギリシャは−0.3%で、データのある26か国中22位でした。伸びが最も大きかったのはブルガリア、リトアニア、ルーマニアで、賃金がはるかに低い水準から出発した国々です。

平均的な労働者の手取りの実質変化、2015〜2023年各国のインフレ率(HICP)で調整。ギリシャはオレンジ色。
  • ブルガリア+70.0%
  • リトアニア+48.6%
  • ルーマニア+45.3%
  • ラトビア+37.3%
  • チェコ+29.4%
  • ポーランド+22.0%
  • クロアチア+19.5%
  • ハンガリー+18.2%
  • アイルランド+15.2%
  • エストニア+14.0%
  • スロベニア+13.3%
  • スロバキア+11.5%
  • ポルトガル+11.4%
  • ドイツ+5.9%
  • マルタ+4.8%
  • ベルギー+4.4%
  • デンマーク+3.9%
  • ルクセンブルク+3.6%
  • オーストリア+3.2%
  • オランダ+2.3%
  • フィンランド+2.1%
  • EU平均+2.0%
  • ギリシャ−0.3%
  • フランス−2.9%
  • イタリア−3.2%
  • スペイン−5.6%
  • スウェーデン−19.0%
データを表で表示
国実質変化
ブルガリア+70.0%
リトアニア+48.6%
ルーマニア+45.3%
ラトビア+37.3%
チェコ+29.4%
ポーランド+22.0%
クロアチア+19.5%
ハンガリー+18.2%
アイルランド+15.2%
エストニア+14.0%
スロベニア+13.3%
スロバキア+11.5%
ポルトガル+11.4%
ドイツ+5.9%
マルタ+4.8%
ベルギー+4.4%
デンマーク+3.9%
ルクセンブルク+3.6%
オーストリア+3.2%
オランダ+2.3%
フィンランド+2.1%
EU平均+2.0%
ギリシャ−0.3%
フランス−2.9%
イタリア−3.2%
スペイン−5.6%
スウェーデン−19.0%

4. 2025年のギリシャの位置

国を比較するため、Eurostatは手取りを購買力標準(PPS)に換算します。PPSはどこでも同じ商品バスケットが買える人工的な通貨です。2025年のギリシャの平均的な労働者の手取りは25,011 PPSで、EU平均(29,350 PPS)の85%、27か国中17位でした。2015年は平均の83%で、26か国中14位でした。その後ギリシャを追い越したのは:スロベニア、ポーランド。

平均的な労働者の購買力での手取り、2025年PPS / 年、単身者、平均賃金の100%。ギリシャはオレンジ色。
  • ルクセンブルク42,063
  • オーストリア37,525
  • オランダ35,169
  • アイルランド34,060
  • ドイツ33,630
  • スウェーデン32,757
  • デンマーク31,771
  • ベルギー31,250
  • キプロス30,543
  • フィンランド30,530
  • スペイン29,750
  • EU平均29,350
  • フランス29,086
  • イタリア28,496
  • マルタ27,590
  • スロベニア26,914
  • ポーランド26,015
  • ギリシャ25,011
  • ポルトガル24,666
  • リトアニア23,400
  • ラトビア23,275
  • チェコ23,232
  • エストニア22,540
  • クロアチア22,151
  • ルーマニア22,098
  • スロバキア21,361
  • ハンガリー21,121
  • ブルガリア12,374
データを表で表示
国PPSEU = 100
ルクセンブルク42,063143
オーストリア37,525128
オランダ35,169120
アイルランド34,060116
ドイツ33,630115
スウェーデン32,757112
デンマーク31,771108
ベルギー31,250106
キプロス30,543104
フィンランド30,530104
スペイン29,750101
EU平均29,350100
フランス29,08699
イタリア28,49697
マルタ27,59094
スロベニア26,91492
ポーランド26,01589
ギリシャ25,01185
ポルトガル24,66684
リトアニア23,40080
ラトビア23,27579
チェコ23,23279
エストニア22,54077
クロアチア22,15175
ルーマニア22,09875
スロバキア21,36173
ハンガリー21,12172
ブルガリア12,37442

5. ヨーロッパの最低賃金

2015年と2025年の両方で法定最低賃金があるEU諸国の数:21。インフレ調整後、ギリシャの最低賃金は2015年から2025年にかけて18.8%上昇し(総支給、年平均)、21か国中15位でした。第1節よりやや小さいのは、Eurostatが1月と7月の金額の平均をとるのに対し、第1節では各年の新しい金額をその年全体に適用しているためです。購買力では、2026年(7月)の期間に21か国中14位で、月1,229 PPSです。ドイツは2,164、スペインは1,556です。

総支給の最低賃金の実質変化、2015〜2025年1月と7月の金額の平均、インフレ調整後(HICP)。ギリシャはオレンジ色。
  • ルーマニア+122.4%
  • リトアニア+112.9%
  • ブルガリア+104.7%
  • クロアチア+76.8%
  • ポーランド+72.2%
  • チェコ+60.1%
  • スペイン+44.0%
  • スロバキア+44.0%
  • エストニア+39.7%
  • ポルトガル+37.9%
  • ラトビア+36.4%
  • アイルランド+28.1%
  • ハンガリー+23.9%
  • スロベニア+23.4%
  • ギリシャ+18.8%
  • ドイツ+13.3%
  • ルクセンブルク+8.6%
  • オランダ+8.6%
  • マルタ+6.1%
  • ベルギー+2.9%
  • フランス−0.7%
データを表で表示
国実質変化PPS / 月、2026年(7月)
ルーマニア+122.4%1,317
リトアニア+112.9%1,393
ブルガリア+104.7%993
クロアチア+76.8%1,339
ポーランド+72.2%1,547
チェコ+60.1%1,015
スペイン+44.0%1,556
スロバキア+44.0%1,074
エストニア+39.7%935
ポルトガル+37.9%1,240
ラトビア+36.4%938
アイルランド+28.1%1,756
ハンガリー+23.9%1,048
スロベニア+23.4%1,660
ギリシャ+18.8%1,229
ドイツ+13.3%2,164
ルクセンブルク+8.6%2,108
オランダ+8.6%2,023
マルタ+6.1%1,081
ベルギー+2.9%1,922
フランス−0.7%1,692

あなたの給与にとっての意味

2015年から2025年にかけて、ギリシャの物価に追いつくだけでも給与は22.8%上がる必要がありました。それより伸びが小さければ、給与明細の金額が増えていても2015年より買えるものは少なくなっています。税金も重要です:計算ツールは各年の税率表と保険料を適用するので、昇給分のうち実際にいくら手元に残ったかがわかります。

自分の給与を確認する:

購買力給与の履歴給与

方法と出典